ヒマラヤ山脈の麓「ヒマーチャル・プラデーシュ州」
インド北部に属し中国とパキスタンに挟まれたヒマラヤ山脈の山間部に位置し「雪山の地」の意味をもつヒマーチャル・プラデーシュ州(Himachal pradesh)。面積は約55673ku。
万年雪のヒマラヤ山脈の山間部ということでその景色はとても素晴らしく、この豊かな自然の地で暮らす人々は素朴で穏やかです。
ヒマーチャルは観光地・避暑地として有名
ヒマーチャルの州都はインド3大避暑地でもあるシムラーで、主な観光地にはダラムシャーラー、マナリー
などがあります。
交通手段はバスが主流で、首都デリーからは夜行バスで約16時間かけてダラムシャラーやマナリーに着きます。しかし山間の道は主要道路以外はかなりの悪路で交通の便は良いとはいえません。
夏の間は観光地として賑わいますが、冬は極寒の地となり観光客も少なく地元の人々は静かに過ごしています。
この地方はトレッキングやアウトドアスポーツが盛んで夏のシーズン中には美しいヒマラヤの景観を一目見ようと世界中から数多くの登山家や観光客が訪れます。
最も暑くなる暑季には避暑のためインド人観光客も大勢訪れ、街は活気に溢れます。
クルで毎年10月に行われるダシャラー祭では谷の神を祝うお祭りとして多くの観光客や村人が訪れます。
ヒマーチャル特有の文化
ヒマーチャルの大部分の人々は山間の小さな町や村に住み、農業や園芸、手工芸などで収入を得ています。
村には基本的な生活必需品が置かれたお店がいくつかあるだけでほとんどが自給自足の生活です。
村には必ずお寺があり人々は祈り(プージャ)を捧げに集まります。多くの人々はヒンドゥー教徒ですがこの地域のヒンドゥーは平地に住む人々とは異なり、地元の伝説と信念に基づいた特有の宗教観をもっています。
そんな人々の生活習慣も独特で衣服は厳しい寒さをしのげるよう男性は前縁にデザインを施したウール地の丸い帽子をかぶりウール地のコートやベストを着ています。寒い季節になると更にその上からショールを羽織ります。
女性はサリーではなく手織りのパトゥ(ショールよりサイズが大きく厚手の布)と呼ばれる民族服をピンやチェーンで止めてワンピースのようにうまく着付けます。頭にはスカーフを巻いています。
食事は豆や野菜のカレーが主ですが、チキンやマトン(羊やヤギの肉)の料理もよく食べられています。ヒンドゥー教徒である為牛肉は食べません。
住居は木造の2階建てや3階建てのものが多く、1階には家畜小屋があり牛や羊を飼育し2階より上は人の住む住居スペース、縁側には手織り機を置き女性たちがショールやパトゥを織っています。
ヒンドゥー教だけではなくチベット文化圏でもあるのです
ヒマーチャルの東北側、中国国境付近のラホール、スピティー渓谷やダラムシャーラーには多くの仏教徒も住んでおりチベット文化圏でもあります。この地方ではチベットから亡命してきたチベット系の人も多くその顔つきは日本人にとてもよく似ています。
ダラムシャーラーにはダライ・ラマ14世が住んでおり多くの人々が説法を聞くために集まります。
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